抗がん剤の副作用に効く
- 由倫 丸山
- 2022年4月1日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
丸山鍼灸治療院です。
桜が満開が満開になりつつある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
今日は多発性骨髄腫の舌象と治療経過をご報告したいと思います。
多発性骨髄腫とは
白血球の中のリンパ球のうち、B細胞から分化(未熟な細胞が成熟した細胞になること)した形質細胞ががん化して骨髄腫細胞になり、骨髄腫細胞が主に骨髄で増える病気です。形質細胞は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物から体を守る抗体をつくる働きをもっていますが、がん化した骨髄腫細胞は異物を攻撃する能力がない抗体(Mタンパク)をつくり続けます。多発性骨髄腫は、骨髄腫細胞やMタンパクが増えることによって、さまざまな症状が起こります。(がん情報サービスより引用)
まあ簡単に言いますと、骨髄には血液の細胞(赤血球・白血球・血小板など)の元になる細胞があり必要に応じて分化(成長・増殖)していきます。
その中でも特に免疫(体液性免疫:抗体という武器を使い異物を処理する防衛方法)に関与する抗体を作る細胞をおかしくし、武器としては使えない・または味方を攻撃する武器(Mタンパク)と作り免疫不全症等を招く疾患です。
東洋医学で上記のような疾患は血(血液)・腎(腎臓)及び肝(肝臓)の疾患として捉えます。
添付した舌象は初診時のものと1カ月後のものです。
初回は全体的に淡白色及び青紫色をしていた舌象が少しずつ血色がよくなっているいるのが分かります。

初診時

1カ月後(五回施術後)
鍼灸治療を行う事で
抗がん剤の副作用(吐き気・頭痛・倦怠感など)が減り、投薬量も減らす事ができました。
そして、当初激しかった労作時の息切れも改善、趣味の家庭菜園も楽しめるようになったようです。
まだまだ西洋医学的な経過観察及び治療が必要な疾患ではありますが、
抗がん剤の副作用等、少しでも我々の東洋医学的な治療が役立てている一例をお伝えいたしました。
抗がん剤の副作用でお悩みの方はぜひ一度この機会にご相談ください。
Comments